顔と名前がわかるたった一人のために#1 ~Africa Note Ltd.竹田憲弘さん~
本日は、ルワンダで活動されているAfrica Note Ltd.(アフリカノオト)代表の竹田憲弘(たけだのりひろ)さんにお話を伺いました。
“普通の大学生”だった竹田さんが、一体なぜルワンダでの起業を決めたのか⁉
社会貢献を仕事にする竹田さんに迫ります。
*本インタビューは2019年11月時点での取材内容となります
なぜルワンダへ?
現在の活動について
現在の活動について教えてください。
現在はルワンダで、ツアー事業と情報サイト「ルワンダノオト」の運営をしています。
ツアー事業のメインは、スタディツアーで主に大学生がターゲットです。
ツアーを通じて「きっかけを提供したい」という想いで始めました。
最近の学生は、ボランティアや社会貢献に関心を持つことが多いですが、東南アジアに比べてアフリカに行く方は少ないです。
だから、一度アフリカの現場も見てほしいです。
ルワンダは様々な面で行きやすい国で、初海外の方が参加することも多く、スタートラインに立つ、という意味で「START」というツアー名にしました。
また、情報サイト「ルワンダノオト」では、観光の情報やビジネス、社会問題などの記事を掲載しています。
ルワンダを検索すると大体この記事がヒットするので、多くの方が見てくださっているサイトです。
まだ、情報サイト自体での収益化はできていませんが、サイトを通じてツアーを知っていただくことが多く、ここをツアーの集客窓口にしています。
青年海外協力隊に応募したきっかけ
青年海外協力隊の経験があると伺ったのですが、きっかけを教えていただきたいです。
東北でのボランティアで、「手触り感」が得られなかったことです。
大学時代はバイトや留学をする、ごく普通の学生で。
まさか、数年後に協力隊に行ってアフリカで起業するなんて全く考えていませんでした。
就活時期に起こった東日本大震災を機に、自分が世の中にどんな価値を提供できるのかを真剣に考え始めたんです。
「東北の復興に携わりたい」という想いから大手のお菓子メーカーに就職し、東北への配属希望を出しました。
3年間仙台で営業をする傍らで、土日にボランティアをしていたんですけど、自分のやっていることが本当に求められていることなのか、ありがた迷惑や押し付けになってないかというのを常に感じていて。
こう感じるのは、ただよそ者として行き来しているからだと考えました。
社会問題を解決するには、そこのコミュニティにどっぷり浸かり、出来る限り近い目線で住むことが必要だと思いました。
その時に協力隊という選択肢が出てきたので、会社を辞めて受け、派遣された国がルワンダだったんです。
ツアー事業を始めたきっかけ
ツアー事業を始めたきっかけは何でしたか?
趣味で始めたブログを通じて、ホームステイの仲介をしたことです。
協力隊の任期中に「村に遊びに来ませんか」というブログを書いてみたんです。
当時、日本人の旅行者はルワンダに来ていたんですけど、首都や有名な観光地だけ見て帰る人が多くて、、、
僕の派遣先の農村部にもいい所がたくさんあるし、そこでの交流こそがルワンダの価値なのにもったいないと思っていました。
嬉しいことに、ブログを見た大学生が遊びに来てくれました。
でも、その村にはゲストハウスや宿がなくて。ダメもとで仲が良かった近所の家庭に声をかけてみたんです。
そしたら「OK」ってめっちゃあっさり。
そこからホームステイのプログラムを始めました。
協力隊の任期中は利益を得てはいけないので、自分はお金をもらわず100%ホストファミリーにお金がいく仕組みにするとすごく喜んでくれていました。
ホストファミリーも「お客さんを受け入れることは神の恵だ」って思っていましたし、帰り際にはハグして泣いちゃうくらい旅行者も感動していたんです。
自分が仲介をすることで、ここにしかない価値が生まれている。
これを仕事にできれば楽しくなるだろうなと、その時に感じました。
ホームステイだけでなく、スタディツアーやツアーコーディネートも喜んでくれる人がいっぱいいるだろうなと思ったりもして、協力隊の終了後に本格的にツアー事業を始めました。
ルワンダ・スタディーツアーお知らせ👇
ルワンダ・スタディツアー「START」2020年3月度(第14期)
・ツアー期間:3月17日(火)~23日(月)
・締切: 2月17日(火)
・学生800USD, 社会人1000USD・おもなコンテンツ
- 農村ホームステイ
– 起業家や国際協力関係者との勉強会
– 小学校ボランティア・こんな人におすすめ
- 「アフリカに行ってみたいけどひとりでは不安」という方
- 「東南アジアではボランティアをしたことがあるけど、アフリカはまだ」という方
- 「やりたいことがわからない」という方・くわしくはこちらをチェック↓
ルワンダ・スタディツアー「START」
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