顔と名前がわかるたった一人のために#3 ~Africa Note Ltd.竹田憲弘さん~
Africa Note Ltd.(アフリカノオト)代表の竹田憲弘(たけだのりひろ)さん第3弾!
ルワンダでの青年海外協力隊としての経験やスタディーツアー事業など様々な経験をされているAfrica Note Ltd.(アフリカノオト)代表の竹田憲弘(たけだのりひろ)さんにお話を伺いました。
前回の「#1. なぜルワンダへ?」「#2.起業家として日々感じること」に引き続き、今回は、「#3 一人一人が「納得感」を持って生きられる社会へ」というテーマで、社会貢献を仕事にする竹田さんの理想の社会を紐解いていきます!
*本インタビューは2019年11月時点での取材内容となります
一人一人が「納得感」を持って生きられる社会へ
これからの展望
今後の展望や実現したいことを聞かせてください。
世の中をもっと良くしていきたいと思える人を、一人でも多く生み出したいです。
今は日本の大学生をツアーのメインターゲットにしているので、彼らにどれだけ大きな価値を与えられるかが重要です。
そのためには、情報発信で多くの人に影響を与え行動を促すことと、ツアーでたくさんお客さんを呼べることが必要だと思っています。
でも、自分一人でできることってすごく限られているんですね。
なので、自分が直接的にというよりは、スタディツアーを通して、世の中を良くしていく人を増やしていきたいなと。
国際協力だけではなく色んな分野で出てきてほしいですね。
自分の得意な分野で、世界で活躍できるようになったら、もっともっと速いスピードで世界は良くなっていくと思っています。
理想の社会とは
理想とする社会を教えてください。
一人一人が納得感をもって生きられる社会が理想です。
社会は個人の集まりなので、結局は一人一人がどう関わっていくかなんです。そこで大事なのが「納得感」だと思っています。
納得感がないと、
「自分はこんなはずじゃなかった」
「この仕事やりたくないのに」
「もっと違った人生があったんじゃないか」
と、後悔してしまったり。
あるいは誰かのせいにしてしまうと思うんですよね。
だから、幸せに生きていくためには自分で選んだ人生という納得感が必要なんです。
一人一人がそうやって進んでいける社会が理想だなと思います。
ただ、自分の意志ではどうにもならない状況にある人達もいて。
貧困層に生まれたため、十分な教育を得られず畑を耕すことしかできないように、環境のせいで選択肢を狭められてしまう人もたくさんいるんです。
納得感を持って人生を選ぶことが理想ですけど、その前に自分で選べる選択肢がある状態を作ってあげることも大事だと思っていて。
それは、余裕のある自由に動ける人たちが、サポートしていくことが必要だなと思います。
読者へメッセージ
自分にとって国際協力とは何か。
どこの誰に対して役に立ちたいのか。
これを明確にして欲しいです。
それが分かっていないと「国際協力」という綺麗なワードに惑わされて、結局誰も求めてないことをやってしまうこともあると思います。
顔と名前がわかる誰かの悩みをきちんと見て話を聞いて、それに対して取り組んでいくということが大事です。
解決すべき問題って、そんな簡単なものではないですよね。
だからこそしっかり勉強しないといけないし、自分でお金を稼げるようにならないといけません。
でもまずは「国際協力」というワードを自分の中で咀嚼して、自分の無力さを痛感し、今自分に足りないものを把握することが必要です。
その上で自分の小ささ弱さから逃げずに、そして綺麗なワードに誤魔化されずに、真摯に向き合っていくことを大切にしてください。
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– 起業家や国際協力関係者との勉強会
– 小学校ボランティア・こんな人におすすめ
- 「アフリカに行ってみたいけどひとりでは不安」という方
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ルワンダ・スタディツアー「START」https://rwandanote.com/2018/10/10/start-plan-list/embed/#?secret=EmP4oUYBMc
前回までの記事はこちら👇
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