地域の社会問題から、社会をちょっと良くする方法#2~株式会社笑美面 辻中俊平さん~
「福祉」×「環境」第2弾!
株式会社笑美面で働く辻中俊平さんにインタビュー。
仕事で福祉に関わりながら、CO-BUKUROというコミュニティを運営し、ごみ拾いボランティアを行う辻中俊平(つじなかしゅんぺい)さん。
今回は、『#2「気楽にちょっと良いことをする」が充分に格好良い』というテーマで、社会貢献を仕事にする彼に迫ります!
辻中俊平
高校まで奈良県で過ごす。
大阪府柏原市にある関西福祉科学大学に進学し、現在は社会人2年目。
学生時代、台風で大学地域の河川が汚れていたのをきっかけに友人とごみ拾い活動を始め、CO-BUKUROというコミュニティを立ち上げる。
地域住民も参加し、現在もライフワークとして運営を続ける。
大学の専攻でもある福祉分野で就活をしている中、社長に惹かれて株式会社笑美面に入社を決める。
*本インタビューは2019年12月時点での取材内容となります
気楽にちょっと良いことをする」が充分に格好良い
ゴミ拾いコミュニティを始めたきっかけ
福祉とは違う分野で、CO-BUKUROというコミュニティでごみ拾い活動をしていらっしゃいますが、どんなきっかけで始められたのですか?
CO-BUKUROは、「machiをきれいにしたい。こどもたちにも同じomoiをもってほしい。」という活動理念で、毎月第3土曜日に大阪府柏原市でごみ拾いをしています。
大学4年生秋ごろに大きな台風で河が荒れて、4年間お世話になった街に対する恩返しとして「街をきれいにしたい」という思いで同期の高井と二人で始めました。現在も関西に帰って参加しています。
大きくなった時に同じような視点を持ってもらいたい思いがあり、こどもたちが絵を描いたごみ袋を使うことにしています。
時には河川敷で遊んでいる親子連れ、地域の児童デイサービス、障がい者のイベントなど、いろんなところでこどもたちの絵を集めています。
こどもたちが絵をかいて、CO-BUKUROに寄付してもらう。
それをメディアに上げてもらうと、僕たちの活動の意味がこどもたちにも伝わって、良いサイクルが続けばいいなと思っています。
CO-BUKUROに込められた想い
「街をきれいにしたい。こどもたちにも同じ思いを持ってほしい。」ですか。シンプルで伝わりやすいですね。
他にもCO-BUKUROで大切にしていることがあって、「気楽にやろう」ということです。
なぜそう考えるかというと、学生の頃、ボランティア団体の団長になった時に「ボランティアが苦になる」瞬間や、ボランティアが苦になっていく人をたくさん見ました。
社会貢献やボランティアをするってことは、身を粉にしてまでやることはないなと感じています。
それだといくら良い事をしているとしても、受ける側とか受ける社会は良くはならないと感じたんです。
その経験があったので「気楽にちょっと良いことをするのが、充分に格好良い」という文化を大事にしています。
地域の活動でも、ボランティアが入ってきてもすぐに辞めてしまう、一番頑張っている運営の人が一番つらい思いをしているという現状がありました。
だから、もっと気楽に継続してやることを大切にしています。
第3章はこちら
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